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携行缶でのガソリン購入、ますます多難に?2 [物申す!]

この暑さ、当面愛艇の出番はないかな?いかんせん霞ヶ浦水系は日陰が無くて炎天下のボート釣りは地獄です。

それはさておき、案の定心配していた出来事が起き始めました。

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早くも、携行缶でガソリンを買う際の身元確認が求められるようになってきています。さらには、携行缶でガソリンが買えなくなってしまったという事例も出てきました。

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京都アニメーションの放火殺人事件を受け、消防庁は7/25付にて各都道府県の石油商業組合・石油業協同組合に要請を出しています。
※リンク部分はPDFファイルです。

内容としては、ガソリンを容器で販売する際に身元や目的を確認し、記録を保存するようにとの要請。この内容が石油商業組合・石油業協同組合を通じ、ガソリンスタンド(GS)事業者に要請されたとのことです。具体的な内容に関しては以下の通りです。

◆SS店頭においてガソリンの容器への詰め替えをする場合は、「消防法令に適合した容器〈金属製の携行缶〉を使用すること」、「指定数量未満であること」、「セルフSSのガソリンの容器詰め替え行為の禁止」など消防法令を遵守するとともにガソリンの容器への詰め替えをする場合は、以下の4項目の対応を徹底すること。
(1)購入者に対する身分確認〈運転免許証など身分の確認できる書面の提示を求めるとともに可能な限りコピーをすること〉また、身分開示拒否など購入者の身分が確認できないときは、「車種、車番」を記録のこと
(2)使用目的の問いかけをおこなうこと
(3)販売記録の作成をすること
(4)不審者発見時は、警察への通報すること

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ちなみにガソリンスタンドで用いる販売記録はこちらの書式なのですが、販売日、販売時刻、購入者氏名・住所、使用目的、販売量(リットル)、身分証明書名(自動車運転免許証等)、取扱者、となっています。
これ、客側としても面倒だけれどもガソリンスタンドの販売員さんにしても面倒だろうな。

またこの販売記録により、1日あたりの詰め替え量が厳格化される可能性もあるのだとか。どういうことかというと、実は1つの給油設備当たりの上限というのがあるのです。具体的には200lです。給油設備が4つあるガソリンスタンドだったら計800lということになります。
少ない!たったそれだけなのです。既にガソリンスタンドがその上限に達していたらそこではもう携行缶には入れてもらえないという事になります。これ、湖や海岸線近くのガソリンスタンドだと、下手をすると早い者勝ちになりかねません。

以上は販売業者への協力要請ということで、これに対する具体策を講じるのはあくまで販売店に委ねられているようなのですが、問題なのは携行缶への給油自体を断る販売店が出始めている事です。そこまで面倒な記録を取ったりするのなら、そもそも携行缶への給油自体を止めちまおう。個人商店のようなところはそのような判断を取るところが出てきています。

これからボート釣りに出掛けようとする方で、道中に携行缶にガソリンを給油しようと考えている方。もしかしたら行きつけのガソリンスタンドで給油が出来ない可能性もあります。ご注意下さい。

もちろん私も他人事じゃない。行きつけのガソリンスタンドで給油出来なかったら、自分もこれからどうしよう。

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あしたの姿 [物申す!]

※以下の物語はフィクションです。

私の祖父は地元でも名うての漁師だったらしい。私の住む町もかつては漁師町だったのだ。
だが、今やこの町に漁師町の面影はない。海岸線はコンクリートで覆われ、巨大なコンビナートが立ち並ぶ。高度成長期を境に、この町は全国でも有数の工業地帯へと姿を変えた。
そして私はその一角にある、とある企業に勤めている。かたちは変われど、祖父も私もこの地域と共に生きているという点では一致している。

幼少の頃は祖父から漁に出た際の話をよく聞かされた。今では全く想像もつかないが、この界隈は魚介類がとりわけ豊富で絶好の漁場だったのだそうだ。
しかし私が物心をつく頃には、既に海岸線は工場地帯の敷地となっていた。当然、立ち入ることは出来ない。だから私は地元で海遊びをした経験がない。海水浴も、魚釣りもだ。

私が勤務する会社は化学薬品を取り扱っている大型プラントである。煙も出す、工場排水も出す、これは工場を稼働させる以上は致し方のないことだ。空気も水も汚している。実際のところは問題のないレベルのものだ。でも0じゃない。

このご時世、工場が求められる環境基準というものは相当に厳しい。そしてそれをクリアするための企業努力というのは計り知れない。しかし、それをクリアしないことには今の世の中には決して受け入れてもらえない。
何より、地域に受け入れてもらえなくなることだけは企業として絶対に避けなければならないことなのだ。地域住民から立ち退き要請などを出されてしまっては企業の存続さえも危ぶまれてしまう。

私が働くこの工場では、率先して地域住民の雇用を推進している。時には地元中学校からの工場見学を受け入れることもある。社員が地域のボランティア活動に参加することもある。地域住民とのコミュニケーションを欠かさぬことも、企業を存続させるための重要な責務なのである。
そして私は、その窓口となる部署で働いている。地域からのクレーム処理も私の仕事だ。地域とのコミュニケーションが上手く行かないとクレームもまた多くなる。

**********

ある日、とある団体から思いもかけない要望が会社に寄せられた。要望元は全日本釣り協会という魚釣りの団体らしい。
その要望内容というのは、年に1度、工場の敷地を開放して市民に魚釣りをさせてもらえないだろうか、というものだった。当日の管理は全て全日本釣り協会側で請け負うという。

その回答に関する決定権は私の上司にあったが、私はそれを拒否するよう上司に強く求めた。

というのも、この工場の敷地内に夜間忍び込み、魚釣りをしていたと思われる形跡が残されていることが過去に何度もあったからだ。酷い事に、時にはゴミが散乱していることさえあった。もしこの敷地内で魚が良く釣れるという話が広がればますます不法侵入者が増える恐れがある。ましてや、それで事故などが起きてしまっては工場の管理責任までもが問われかねない。

当初は返答内容を決めあぐねていた上司だったが、最終的には私の意見に同意し、断りの返答を入れるに至った。

**********

それから半年が過ぎたある日のこと、小学校から帰宅した息子が持ち帰ってきたチラシが目に付いた。担任の先生から配られたものだという。

地域のとある工場(B社)が、今度の日曜日に敷地を開放して釣り大会を開くというものだった。案の定、例の全日本釣り協会が関わるイベントだった。私の勤務先以外の企業にも同様のアプローチをしていたのだろう。
地域のために、敷地を開放して釣りを楽しんでもらうということ自体は悪い事ではないと私も思う。ただ、ゴミ問題やその後の不法侵入などが懸念される。B社工場がそのような問題に直面しなければいいのだが・・・。

私自身は魚釣りをしないのだが、息子が興味を示したこと、そして私自身もこのイベントの雰囲気を確認したい気持ちがあり、親子で参加を申し込むことにした。
スペースの問題だろうか、人数制限があり、当選者のみ参加が出来るということだった。倍率は高かったらしいが、私たち親子は無事に当選した。聞くところによると、子供の参加者が含まれている申し込みを優先させているとのことだった。

参加費は無料だったが、敷地内での駐車料金は取られた。このお金を使って運営スタッフの日当や参加者の保険をまかなっているらしい。釣り大会の景品は釣具メーカーが提供してくれたそうだ。

現場には受付番号の書かれたバケツが置かれていた。釣り座は公平に決められているようだ。左右の人達との間隔が充分に空いていたのは、釣りの経験がほとんどない私達にはとてもありがたかった。仕掛けを投げ入れようにも、真っ直ぐに投げられる技量を持ち合わせていないからだ。

親子共々釣り経験がなかったため、私たちの釣りは相当に酷いものだったに違いない。その様子を見かねた付近の釣り人が親切に色々と教えてくれた。そのおかげで、その日の我が家の食卓にも僅かながらの魚料理が並ぶ結果となった。
釣った獲物を自慢げに母親に報告する息子の姿を見て、コイツは将来釣り好きになるかもしれないな、と思った。

なお、釣り大会の終了後は関係者によって敷地内の清掃が行われ、むしろ以前よりも綺麗な状態になっていたとB社工場の人間が話してくれた。

そしてその数ヶ月後の日曜日、再びB社の敷地内が釣り人に解放された。聞けば、前回の釣り大会が市民にとても好評で、是非またやって欲しいという要望が多数寄せられたからだそうだ。そしてその日もまた、親子連れの釣り人で大変な賑わいを見せた。

さらにその数ヶ月後の日曜日、今度はC社の敷地内が釣り人に解放された。こちらはB社の敷地内よりも魚がよく釣れたようで、釣果の面でも盛り上がりを見せたようだ。

やがて地域内で釣り人に部分開放をする工場が増えた。週末になると大抵どこかの工場が敷地を開放してくれるようになった。そして地域の小中学校では釣りが大人気になっているそうで、工場が部分開放をしてくれる日を心待ちにしている子供たちが多いのだそうだ。都市部の子供たちはスマホやオンラインゲームに夢中なのだろうから、ある意味本来の子供らしいというか、健全な姿であろう。

多くの子供たちが開放日に釣りを楽しむようになった現状を受け、当日は地域の婦人会の方々が子供達の為に飲食物を用意してくれるようになった。開放日の前には、地元のボランティアが敷地内の草刈りをしてくれるようになった。これは工場側にも大いに喜ばれることとなったのは言うまでもない。
地元の釣具店では釣具を買い求める子供達の姿が見られるようになった。何を隠そう、私も息子に釣り道具をせがまれる羽目になったのだから間違いない。

やがて敷地開放日の釣りはますます盛り上がりを見せ、飲食物の屋台まで出るようになってきた。もはや地域のお祭り行事と肩を並べるようになっていったのである。

**********

あれから長い年月が過ぎた。依然として海岸線は企業の敷地として一般人が立ち入ることは出来ない。
だが、今では週末になるとあちこちの工場が釣り人に敷地内を開放してくれるようになった。企業と地域住民の距離は縮まり、地域内の工場は住民に親しまれる存在となった。そして海は再び市民の憩いの場として機能するようになった。

そして私が勤務していた工場も、今では週末に敷地を開放している。何を隠そう、敷地の開放を上司に進言したのはこの私である。

そして仕事をリタイヤした今、敷地解放時のみのパートタイマーとして仕事に就いている。地域内の多くのシルバー人材が同様にして仕事を得ることとなった。

以前は釣り人に対してあまり良くないイメージを抱いていた私が、今では釣り人を見守ることに楽しみを見出している。
昔の自分には想像できなかった、あしたの姿がここにはあった。

私が思い描いているビジョンをフィクションで記してみました。釣り業界にもこんな「あしたの姿」が来るといいな、と思っています。

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携行缶でのガソリン購入、ますます多難に? [物申す!]

先週、アニメの制作会社にガソリンを撒いた放火殺人事件がありました。多数の方が犠牲となり、誰もが心を痛めた事件であったと思います。犯人は携行缶にガソリンを入れて現場に持ち込んでいたようです。

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自分も携行缶にガソリンを入れて運びます。駐艇場に停めてある自分のボートに給油しなくてはいけないから。トレーラーでボートを牽引している人はボートに直接給油することが多いでしょうけど、駐艇組は携行缶が多いです。海でマリーナにボートを置いている人も携行缶でガソリンを持ち込むケースが多いと思います。

ただ、ご存知のように自分で直接携行缶にガソリンを入れる事は出来ません。必ずガソリンスタンドの従業員に入れてもらわなくてはならない。
早朝で従業員が常駐しているスタンドというのはとても少ないです。ですので自分は大体いつも決まったスタンドでガソリンを入れてもらっています。

先出の放火殺人事件の影響を受けて、菅官房長官がガソリン販売事業者に向けて、ガソリンを携行缶に入れて販売する際には身分証の確認や使用目的の確認などを行うよう通達したのだとか。

ガソリンが不審者に悪用されてしまうのは本当に止めて欲しいところだけれども、携行缶にガソリンを入れてもらうたびに身分証の提示や使用目的を聞かれたりするのかいな?!まさかいちいち身分証のコピーなんて取らないでしょうね?!
ボートオーナーだと給油頻度が結構高いんですけど・・・。ただでさえ携行缶にガソリンを入れてもらうのって面倒なのに。

それだったらガソリンスタンドの会員カードなどに情報として入れておくとかどうでしょうか。使用目的:車、船舶 みたいにね。いずれにせよスムーズな解決策を望みたいです。事件のとばっちりで携行缶にガソリンを入れにくくなることだけは避けて欲しい。

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霞水系のノンキーパーに要注目 [物申す!]

自分は霞ヶ浦水系の全盛期を知っています。当時は主に北利根川と北浦で釣りをしていましたが、北浦などは真冬でも毎回20尾以上を釣っていました。

当時はトーナメント中でも数は相当釣れていました。そんな中、仲間とはこんな会話をしていたものです。
「北浦もいつかは魚が釣れなくなって、河口湖みたいなライトリグを使う時代も来るのかな?」
そんな話が出ると「まさかぁ」となりました。

でも今ではそれが現実のものとなっている。ハイシーズン中のトーナメントであっても半数近くの参加者がノーフィッシュを喰らってしまう。そんなフィールドになった。

バスアングラーたるもの、いつかはバスボートを所有したい。そう思っていた自分はバスボートを手に入れた。でも、バスが今よりもっと釣れなくなったら手放そうとも思っています。

維持費、ガソリン代、トラブルが起きるたびに修理代も掛かる。年間の諸経費を釣行回数で割れば1回の釣行あたりの費用は算出できます。果たしてその金額が釣果に見合ったものなのか?ボートオーナーであれば一度は考えたことがあるはずです。
正直、1尾釣れるかどうかという釣りを毎回続けていたらどれだけバス釣りが好きな人であってもさすがに嫌になるだろうと思う。それに、そのような状況であったら新しくこの釣りを初めてみようという人なんていないだろうとも思う。

全盛期のように二桁が当たり前なんて釣果までは望まない。バスの生態を考えれば、そこまで生息数が持ち直すなんてことは望めないから。

でも、3尾。中級者レベルのアングラーが1日釣りをしてどうにかこうにか3尾釣れる。それが自分の考えるフィールドコンディションの最低ラインだと思う。

吉田幸二さんの呼び掛けにより、霞ヶ浦水系では2017年から5月中のトーナメントが開催自粛されるようになりました。つまり2年ほど経ったわけです。もし初年度に産まれたバスがいれば、現在はおおよそ25cm弱程度に育ってきているはずです。ルアーで釣れてもおかしくないサイズに成長している。

だからもし今年、20cmクラスのバスが例年よりも釣れるな、なんてことになったら霞ヶ浦水系の未来が少し明るくなったとも言えるのです。

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今のノンキーパーは未来のバスです。ノンキーパーが釣れるということは、この先もバス釣りが楽しめるということでもあります。

ですので、もし20cmクラスが釣れたらむしろ喜ぶべきなのです。まだまだこの先も霞ヶ浦水系でバス釣りが楽しめるなぁと。

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殺さない駆除へ 2019 [物申す!]

季節外れの猛暑が予想されていた本日5月25日、もはや恒例となった群馬県邑楽町中野沼での「外来魚駆除大作戦」が今年も実施されました。今回で7回目になるそうです。

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このイベントは日本で唯一、捕獲したオオクチバスを生かして管理釣り場に移送をする。捕獲したバスを殺すことが無い。合法的に「ゾーニング」を実現しているものとなります。とはいえ最初からオオクチバスの生体移動を実現していたわけではなく、紆余曲折を経て実現されたものです。オオクチバスの生体移動としては今回で3回目。これが如何に画期的な事なのかを理解しているからこそ、自分も毎回ボランティアスタッフとして参加をしているのです。

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天候に恵まれたこともあり(ちょっと暑過ぎでしたが)参加者は178人。その多くは親子連れで、釣りの経験はほとんどない人が多い。私も含めたボランティアスタッフはこうした人達の釣りのサポート役となります。釣り方を教えたり、エサを付けたり、仕掛けが絡まったら解いたり、釣れたら魚から針を外したり、まぁ釣り教室の先生みたいなものです。

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今回釣り業界からは例年通り、準備段階から中心となって進めてくれているJOFI群馬の皆様、NBC群馬チャプター関係者、釣具メーカーからはプロズファクトリーの大久保さん、ティムコの小泉さん、そして私がボランティアスタッフとして参加しました。もちろん、日釣振群馬支部長のオジーズ柏瀬さんも。

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そして邑楽町町長、邑楽町教育長、環境大臣政務官を務めていた衆議院議員の笹川博義議員も挨拶に来られました。新聞社、TV局も取材に来ていましたし、バス釣りメディアでは内外出版社ルアーマガジン、トップ党の2誌が取材に来られていました。それだけ注目度の高いイベントだということです。

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そしてつり人社からちょうど本日発刊となった書籍「池の水、全部は抜くな」の現場販売も。この書籍の中では中野沼の外来魚駆除(生体移動)について紹介されているページもあります。

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釣れる魚の多くはブルーギル。主催者である邑楽町教育委員会としてはバス以外の外来種に関しても殺処分をせずに済む方法を模索しているとの事ですが、今回はまだそれは実現できませんでした。

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昨年オオクチバスは全体で4尾しか捕獲できず、ほとんど幻の魚と化していました。昨年のみならずこれまでもバスは全体でも数尾しか釣れないことがほとんどでした。そんな状況でしたからもしかすると今回はバスが釣れないのでは?と思っていましたが、本日は29尾が捕獲されました。今回は餌として活きのいいエビを手配出来たことも影響したのかもしれません。勿論これらのバスは生かしたまま管理釣り場へと移送されていきました。

そして今回、新たにコウライギギが捕獲されました。中野沼でこの魚種が捕獲されたのは初めてだそうです。侵入経路は不明ですがこれもまた外来種。自分は実物を見ませんでしたが、キャットフィッシュに酷似した黄色っぽい魚だったそうです(写真撮り損ねました、すみません)。

日本で唯一、オオクチバスの生体移動を実現させた中野沼の外来魚駆除活動。これが他の地方においても応用できるかというと、それは相当に難しい。特定外来生物の飼養許可なんて誰でも簡単に取得できるようなものではないからです。
それでも日本において外来魚問題を考える際に、不要な水域からは排除して必要とされる水域に移す「ゾーニング」が唯一の解決策であることは疑う余地がありません。だからこそ、日本で唯一の成功事例は大切にしなければいけない。

2年前、このイベントで国内初となるオオクチバスの生体移動を実現させる際には業界内でも大きな反響があった。期待の大きさも感じられた。
が、それが2度目、3度目となるにつれて、インパクトが薄れたせいか業界内での注目度も薄れた気がしてなりません。まだ続いていたんだ、なんて言われたこともある。ボランティアスタッフを集めるのにも苦労するようになった。

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日本で唯一、ゾーニングを実現しているのはここだけです。そしてそれが毎年継続されているという事を当たり前のように捉えないで欲しい。この価値というのはとんでもなく大きなものに違いないです。少なくとも自分はそう思っています。

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まずは資源ありき [物申す!]

自分も元々はトーナメンターですしトーナメントを否定はしません。むしろ今のご時世には必要だとさえ思っています。

それはどういうことかというと、今のご時世では何かがきっかけで湖が立入禁止や釣り禁止になりやすい。そうした際の抑制力となりうるのがボート屋さんだったり、或いはその水域で活動をしているチャプターのような釣り団体だったりするからです。

メジャー場所ではなかったためあまり話題に上がりませんが、房総でもここ数年で何箇所かのダムが釣り禁止になっています。いずれも貸しボート屋などなく、釣り団体の出入りもないような湖でした。

ただ、トーナメントを開催し過ぎと思えるような湖もあります。シーズン中、毎週毎週大会続きじゃ、そりゃ魚も減りますって!勿論、要因はそれだけじゃないでしょうけど。

でも魚が釣れなくなるとトーナメント自体も盛り上がらなくなってしまう。参加者の皆さんだって魚を釣りたいという部分が根底にあるので、釣れない湖の大会は参加者がどんどん減っていく。昔は賑わっていたのに今では10名とか。さすがにそれは大会と呼ぶにはちょっと寂しい。さらに魚を釣って来るのはそのうちの僅か2名とか・・・いや、そんな中でも釣ってくるのって相当凄い事ですけど。

これがもし、参加者の半数以上が魚を釣って来て、上手くやればリミットメイクで入れ替えも出来るようなフィールドならば見応えもあるし大会も盛り上がる。参加者も楽しいでしょうから参加人数も増えていくでしょう。

だから、トーナメントもいいけれどまずは湖の資源ありきです。それが大前提。魚の資源が枯渇しているような湖であれば何らかの手を打たなければいけない。参加者の半数以上がゼロ申告とか、そんなトーナメントに未来があると思います?

自分は立場上、トーナメントの運営サイドの人と話をする機会があります。協賛をお願いされれば承諾もする。でも、現状が思わしくないと感じられるフィールドでは、大会回数を減らすとか、漁協と協力してバスが減らないような措置を講じて欲しいというお願いもしてきました。それがゆくゆくは大会の盛り上がりにも繋がるはずだと思っているので。

そもそも私のような外野がそのような意見を出すこと自体、本当は筋違いなのだろうし、相手にしてみればウザいかもしれない。でも、中には真剣に検討してくれるところも出てきました。今シーズンは2つのチャプターを統合して大会回数を半減させてくれるところもあります。私があれこれ言ったからというだけではないのでしょうけど、よくぞやってくれたと思っています。大英断です。

自分がかつてホームにしていた印旛沼も、チャプター3シリーズ、ローカル団体の各シリーズ、クラブやショップ主催のオープントーナメントなどで毎週トーナメントが繰り返された結果、バスが激減しました。やがてトーナメントの開催が減ると、少しだけ持ち直した。
だから大会回数を減らしてくれたフィールドは今後、少なからず状況が好転すると思う。

トーナメントの回数を見直したり縮小したりすることは、運営する側からすればやりたくないことだと思います。協賛メーカー各社との繋がりもあるでしょうから。でも最近は運営側も魚の資源を第一に考えてくれるところが出てきたように思います。これからさらに良い方向に向かってくれることを望んでいます。

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気付かない膨張 [物申す!]

先日、日本釣用品工業会が主催する「ライフジャケット説明会」に出席してきました。この説明会には国土交通省、水産庁、海上保安庁、日本小型船舶検査機構の方々からもそれぞれ説明がありました。

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救命胴衣と言えば、昨年の2月からその着用が小型船舶において義務付けられるとともに桜マーク(国土交通省認定品)の付いた製品の着用が義務付けられるようになりました。それから約1年弱が経過。その間に生じた問題や疑問点など釣業界の中で情報を周知しようというものです。

その中で、自分が気になった点がありました。このブログ読者の皆さんにも是非知っておいてもらいたいと思い、ここに記します。

内容は「小型船舶用膨張式救命胴衣の不具合に関わる実態調査について」です。資料を公表してくれたのは日本小型船舶検査機構。

そもそもこの調査を行うに至った経緯というのは、船舶検査の際に膨張式救命胴衣に不具合が生じているケースが散見されるからだそうです。検査は平成28年1月6日~3月18日まで、合計1,351着の膨張式救命胴衣を検査したそうです。さて、どの程度の不具合があったと思いますか?

その答えは150着。おおよそ11%に不具合があった。命を守る装備品として11%というのはちょっと洒落にならない割合ではないでしょうか。10着に1着の割合で正常に機能しない可能性があるというわけです。

そしてその中で最も多かった不具合は何だったと思いますか?それを聞いて自分もびっくりしました。
何と、不具合のあった150着中59着は「ボンベ作動済」(ガスボンベの封板に穴が開いていた)だったというのです。

そしてそのボンベ作動済と判断された救命胴衣の所有者の人に聞き取り調査を行ったところ、膨張したことはないと答えた人が多かったそうです。そりゃそうですよね、作動しないとわかっていたら救命胴衣をわざわざ着用したりはしないでしょう。

つまり、過去に膨張したことがあるのに所有者が気付いていない可能性が高いということです。

落水時に救命胴衣が一気に膨張する。これが通常の作動です。ところが何らかの要因で、気室が膨らまない程度にガスボンベが作動しているというケースがあるようなのです。
そして一度作動してしまったガスボンベはもう使えません。救命胴衣としての役割を果たさないものとなってしまいます。

自分の救命胴衣は膨張したことがないから大丈夫・・・ではないということです。

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救命胴衣を安心して着用するならやはり定期的な検査が一番です。これには通常¥2,000程度(パーツ交換は別途)掛かるのですがフィッシングショーではこれを無料で点検してもらえる。この点検だけでも十分に元が取れてしまうのです。横浜開催のジャパンフィッシングショーは既に終了してしまいましたが、フィッシングショーOSAKAでも救命胴衣の無料点検をしてくれます。是非この機会を有効活用して下さい。

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埼玉県、外来魚駆除を再開 [物申す!]

8月下旬、埼玉県内の各所で外来魚の駆除が始まりました。おそらく水辺で告知の看板を目にした人もいるはず。

平成25年度まで、埼玉県では緊急雇用創出基金事業として外来魚の駆除活動を行っていました。しかしその翌年からは一部の事業を除いて緊急雇用創出基金が使えなくなり、県が主導する外来魚駆除は中断していました。

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そして今年、県が主導する外来魚駆除が再開されました。これは緊急雇用創出基金事業ではありません。「魚影豊かな川づくり推進支援事業」と称するもので、外来魚(+川鵜)駆除に6,000,000円、再放流禁止啓発支援に560,000円が割り当てられています。
ちなみに放流事業に充てられている予算額は5,495,000円なので、魚の放流よりも駆除に予算を割いていることになります。

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この事業が目的とするところは、魚の増加~遊漁者の増加~遊漁料収入の増加という好循環を作り上げ、漁協の自立を促す事です。

うむ、目指しているところは間違ってない。間違っていないとは思うんだけれども、残念ながら実現はしないと思う。

ワカサギはいいですね。時期は限られるけども万人受けするので将来性があります。でも、アユやヘラブナを増やしたところで釣り人は増えない。釣れる釣れない以前に釣り人の高齢化が避けられないから。

そして外来魚を駆除なんてしちゃっているから埼玉県内では若い釣り人が全然育たない。そして多くの釣り人が漁協や県に対して強い反感を持っている。結果、遊漁料なんて払わないという人が増える。そして遊漁料収入の減少~漁協の衰退、消滅。

せっかくだから図にしてあげましょう(笑)。

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自分はきっとこうなると思います。遅くとも20年後には十中八九、こうなっているでしょう。

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温存レイクの可能性 [物申す!]

オオクチバスは年々減り、釣れなくなってきています。特に歴史の長いフィールドほどそうです。
参加者の半数以上がノーフィッシュで終わるなんていうトーナメントレイクも今では珍しくなくなった。自分は、そうしたフィールドでは数年間トーナメントの開催は見合わせるべきだと思う。資源があってこそのバス釣り、バストーナメントだと思うから。

既にバスの個体数が激減し、釣り自体が成り立たなくなりつつあるところも増えてきた。一度減ったバスがその後に大きく個体数を盛り返すようなことは過去の事例を見ても期待は出来ない。仮に養殖バスを放流したところで一時凌ぎでしかないということは山中湖や河口湖が証明している。養殖バスは根付かない。

大正時代に移入され、昭和にかけて生息域を拡げたオオクチバス。そして平成は各地の個体数が安定や減少へ向かった時代と言える。この先、新たな水域でオオクチバスが繁殖するという可能性はほぼない。そうした時代はとうに過ぎた。

オオクチバスが激減した理由は1つではないのでしょうけど、一番大きな要因は釣り人が容赦せずに釣ってしまうことでしょう。リリースをしたとしても一定数は死ぬ。その積み重ねがオオクチバスの個体数を減らしてきた。自分もそれに加担している一人であることを否定は出来ない。

**********

埼玉県が非常雇用基金を活用して県内各所でバスの駆除を実施した際、オオクチバスが一番捕獲できていたのは秩父にある浦山ダムでした。どうしてこの湖にはオオクチバスが多く生息しているのでしょう?
その答えは、この湖ではバスが釣り人に釣られていないからです。この湖ではバス釣りが禁止されている(他の釣りは可)。釣り人の居ない湖では、バスは温存される。

おととしから昨年にかけて、房総ではバス釣り客に貸しボートを解禁する湖が次々と現れました。それまではヘラ釣り客にしかボートを貸してはおらず、バス釣りの人は貸しボートでの釣りは出来なかった。
バスが移入された時期としては決して新しい湖ではない、けれどもこれまではオオクチバスがほとんど釣り人に釣られることがなかった湖。蓋を開けてみたら案の定物凄く釣れる。やはり温存されていたんですね。

実は日本にはまだまだオオクチバスが数多く温存されている水域が何箇所もある。それが「釣り禁止」「ルアー釣り禁止」の湖です。

房総の場合は後者に近いフィールドがバス釣り客にも開放されることで新しいフィールドが生まれた。廃業寸前だった貸しボート屋さんを始め近隣のコンビニや飲食店などが大きく潤う結果となった。連動して、関東近郊の釣具店もバス釣り用品の売り上げを伸ばした。

釣り禁止のフィールドを開放することは難しいけれども、ルアー釣り禁止のフィールドを開放することだったら出来るかもしれない。そもそも房総の湖だって、ヘラ釣り客の減少が貸しボート店の経営を困窮させていた。同じような場所は他にもあるんじゃないか?

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(写真はイメージです)

そう考え、とある湖の管理者の方と漁協の方から話を伺っていました。この湖は現在はヘラ釣り主体で、ルアー釣りは禁止されている。冬場はワカサギ釣りも出来るが、昨シーズンは諏訪湖産のワカサギが入手出来ずに解禁することが出来なかった。
現状どうなんでしょう?ヘラの人が減ってボート店の経営が苦しいとか、ないですか?

話を伺った結果、房総の湖とは違い、この湖はまだまだヘラ釣りの客で賑わっており収入面ではさほど困っていないということがわかりました。それならば今はいい。あえて別のものを提案する必要もないですから。ただ、房総の事例に沿える可能性のあるフィールドがないかどうかというのは常に私の頭の中にあります。

でもあいにく私自身も微力だし、全国各地の湖に詳しいわけでもありません。各地にいるバス釣り関係者がそれぞれ動いてくれたらな・・・。私と同じくバス釣りで飯を食っている人、大勢いるはずなんですけどねぇ。

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バスアングラーと家庭崩壊 [物申す!]

突然、知人が釣りを休止することになりました。
その人はシーズン中の休日はほぼ全てを釣りに費やし、平日でも帰宅後には自宅近くでナマズを狙い、ボートも複数所有し、タックルの購買量も並じゃない。勿論仕事はしっかりこなしていますが、ほとんど釣りの事しか頭にないのでは?と思えるほどの釣りクレイジー。そんな人が突然釣りを休止せざるを得ない状況になった。長年釣りを続けている人が徐々にモチベーションを失っていき、自然消滅的に釣りを止めるのとはわけが違う。

その原因は家庭が崩壊寸前だったことにありました。奥様から釣りを休止するよう促された。
ただ、奥様は釣りを嫌っていたわけではなく、長年に渡って旦那さんが釣りに行ける環境を作り、家庭を支えてきた。ですので奥様がそれを口にするのも相当な覚悟があったものと思えます。けれども子供たちの進学を控え、背に腹は代えられない覚悟で伝えたのでしょう。それが伝わったからこそ、知人も釣りを休止することを決めた。
今まで釣り中心の生活を送ってきた人が釣りを止める、これは人生の楽しみを丸ごと放棄するに等しい。奥様の覚悟に応える決断をした知人もまた、相当な覚悟が必要だったはずです。

ただ、知人は家庭崩壊を寸でのところで食い止めた。それが出来る人間だったのは幸いでした。

私自身は仕事柄、数多くのバスアングラーと接してきました。そして痛感しているのは、バスアングラーには家庭を崩壊させてしまう人が非常に多いということです。

子供が居なかったり、或いは子供がまだ幼いうちは家族仲が良いものの、子供が成長し手が掛かったり教育費が掛かるようになると状況は一変する。
家事、育児、仕事。旦那が釣りに行っている間に奥様に掛かる負担というのは相当なものです。それが5年、10年と続いていくうちに奥様も限界に達してしまう。そしてその頃になると奥様は悟るのです。釣りなんて女遊びやギャンブルなどと較べたら健全な遊びだと思っていたのは大きな間違いだったことに。

特に家庭崩壊率の高いのはトーナメンターの人。

春先から秋にかけてトーナメントトレイルに参戦する。プラクティスも含めれば週末はほぼ釣りに費やすことになる。家族サービス?いやいや、順位を1つでも上げなくてはいけないのだからシーズン中はそんなことをしている余裕はない。勿論、オフシーズンにだってやらなければいけないことは山ほどある。

自分もサポート選手に対しては少しでも良い成績を収めて欲しいと思うし、それに向けて最大限の努力をしているのかどうか常に目を向けているつもり。タックルの要求だけはしてくるのに努力が足りないと思える人に対してはもっとしっかりやれと伝える。立場上そう言わざるを得ないし、たまには家族サービスをなんて甘い言葉をかけるつもりは毛頭ない。

それでもトーナメンターとしてあるべき道を進むのか、それとは違う人生を歩むのかはその人自身が決めるべきことです。中途半端が一番良くない。自身のためにも、スポンサーのためにも。

ただ、トーナメンターの人も家庭崩壊だけは避けた方が賢明です。慰謝料やら養育費やらで金銭面が困窮し、満足なプラクティスさえもこなせなくなり、必要とされるタックルすら満足に買えなくなり、成績を落とすばかりか下手をするとエントリーフィーさえも捻出困難になる場合がある。そうなった人を何人か知っています。こうなってしまったら本末転倒です。

かくいう自分も今はまだ独り身だからいいものの、決して他人事ではないんですが。

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