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ライバルから仲間へ。 [スミスルアー]

自分がかつて開発を手掛けたメバル用のワーム「メバーム」。
初代のメバームは当時スミスと契約していたとあるエキスパートアングラーからの要望を具現化させたものでしたが、2世代目のメバーム(ピンテール、ミール、シャッド)は私がデザインしたものです。



ただ、自分はメバル釣りのエキスパートではありません。フィールドテスターの人達から色々な意見を集めるとともに、自分自身も各社のメバル用ワームをお店で買ってきては泳がせてみた。研究自体はかなりやりました。

但し、バス釣りの概念で言う「良いワーム」とメバル釣りのそれとでは開きがあるようにも思えました。

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当時、最も研究した製品の1つがOFTさんのスクリューテールグラブでした。私が知る限り、スクリューテールグラブはメバル専用ワームの草分けでしょう。実績もズバ抜けていたし、多数のコピー品もある。

でも自分はスクリューテールの何が良いのか理解できなかった。ピンテールなのに太いから自発的な動きも出にくい。よっぽど後発のアレとかソレとかの方がいいよな・・・と。ただスクリューテールはパイオニアゆえの知名度の高さがある。だから今でもある程度は売れているのだろうな、そう思っていました。

ところがいざ実戦投入してみるとその考えは根底から覆されることになる。スクリューテール、実に良く釣れる(汗)。

スクリューテールよりも動きのいいワームなんてたやすく開発できる。難しくはない。でも何故か釣果でスクリューテールに勝てないことがある。どうしてだ?!
理由がわかれば超えるための手段はある。でも理由が今一つはっきりしないからその手段さえもわからない。自分にとってスクリューテールは難敵とも言える存在だったのです。

それから長い年月が経ちました。全く思ってもみなかったことなのですが、スミスでスクリューテールグラブの販売を手掛けることになった。しかも自分が色々と担当することになった。何という奇遇だろうか。

そして知った。スクリューテールグラブはアメリカで作られているものでした。そして何とバスアングラーにはおなじみの、あの工場で作られているものだった(企業秘密ゆえ具体名を挙げられない事をお許し下さい)。知らなかった、そりゃあ釣れるわな・・・

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3ヶ月ほど前、久し振りにスクリューテールグラブを投げた。今でもやっぱり釣れてしまう。自分が開発したものではないから悔しい気持ちもあります

でもこれでいいかな。もうライバルではなくて、仲間になったから。

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